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- ドライカット
ニューヨークで生まれた「ドライカット」は、近年仕上げの際にチェックカット的におこなわれているそれとは一線を画した本格的な技術です。ヘアースタイルは乾いて仕上がるという原点に立ち、くせや髪質を活かしながら、乾いたままの髪を、彫刻のように丹念にカットしていきます。完成されたデザイン性、抜群の再現性、あなたが手でかきあげた時にその真価がわかります。
まず毛流れやボリュームを見ながら、カットするために、自然またはストレートメイクをしながら乾かします。全身のバランスもチェックしてトータル的に考えます。カンサルテーションは、お客様と技術者との信頼関係を築くのにとても重要です。
レイヤーセクションやミドルセクションなどブロッキングをします。
ドライカットでテーパーをしながらセクションごとにフォルムを整えていきます。
次のセクションに入る時もその髪の自然なボリュームや、毛流れがわかるようにドライングします。
バックのブロックは骨格を計算に入れながら、バランスを作ります。
顔周りも仕上げのイメージで、髪が乾いているので似合わせやすいのです。
生え際など細かいディティールを作り込めるのもドライカットの良い所。
トップのブロックも細かく処理すれば信じられないほど繊細な表現力が生まれます。
セクションごとに計算されたピース(毛束)が彫刻のように積み上げられ、いよいよラストブロック。レイヤーは気を抜かずに丁寧に!
全体の質感を整えて、手でかきあげるとドライカットの自然な艶と毛流れがまっとり来ます。
仕上がりです。
髪を乾かして、自然におちる位置を計算し、その髪が一ヶ月後、二ヶ月後、どのように伸びてゆくか考えてカットすることで時間が経ってもスタイルが崩れず長持ちするのです。
一般的に髪を軽く見せようとすると、むやみに“そぎ”が入っていることが多いので、髪がバサバサに見えるようです。私たちの提案する「ドライカット」は、髪を細かく“切る”ことで、軽さの中にも艶があり、髪がきれいに見えます。
ヘアースタイルはその人のライフスタイルの中で、素敵にかつ生きてきます。例えばヘアデザインをする時に、そのお客様のボディーバランスから考えていくのです。そのため私たちはカットに入る前のカンサセーションを最も大切にしています。振り向いた時の髪の表情まで考えてカットできるのは「ドライカット」だからなのです。
ドライカットは髪が乾いて自然におさまる所で、一束一束ていねいにカットしていきます。当然、生え方にクセのある方やふくらみやすい方なども、そのクセやボリュームなどを考えて切る訳ですから、お客様が、ご家庭でお手入れをされる時、カットがスタイルを決めているので、ブローが苦手な方でもスタイリングが簡単です。
私たちの提案するドライカットは、従来の濡らして切るカットのように、パネルで切っていくのではなく、もっと細かいピース(毛束)で少しずつ切っていきます。ですから、髪が細かい一束一束のピースで動き、他では出来ないようなすてきな毛流れが表現できるのです。