スペイン紀行10

夕方までにはバルセロナに帰りたい我々は、
最後の名所「ラス・ファラレス水道橋」古代ローマの水道橋を目指しました。
しかし地図通り行ってもなかなか着かない、
戻っては別の道、そしてまたと別と・・・
どうやら日本から持ってきた観光本は間違っているようで、
かなり迷いました。あきらめてこの道で最後にしようといった筋で、
やはり方向感覚では動物並みのO氏が「ここじゃねーのか??」
そうです、あきらめかけたその時とうとう見つかったのです。
車を停めて、少し山らしい道を歩くと、
そこにはテレビでしか見たことのないあの風景が目に飛び込んできました。
1時間もロスをしてしまいましたが、すっかり傾いた夕日が照らす、
2000年前の石造りのアーチは黄金のように美しく僕らを魅了しました。

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この橋は当時水を送っていましたが、
今は歩いて渡る事が出来ます。
そこから見える風景も忘れることの出来ない思い出になりました。